2年前の福島
bjリーグに新しく加わった福島ファイヤーボンズと、われらが秋田の試合を観に行くためです。
この時は、秋田が2連勝を飾りました。過去スリーポイント成功率1位のタイトルに2度も輝きながら、ここまでいまいち得点源として機能していなかったような竹野選手が、積極的に攻めていったのが、功を奏した形でした。
2日目の試合が終わったあと、ほんの少しですが、福島ブースターの皆さんとあいさつして帰りました。
繰り返しますが、ほんの少しのあいさつでした。
ですが、この後秋田で行われた福島戦に、この時挨拶した福島ブースターの皆さんが数多くいらっしゃって、そして僕を見つけてくれました。
その後、有明でも秋田の応援をしてくれて。
翌シーズン、秋田での試合が終わった後、ささやかな宴を催すこともできました。
人の縁というものは、どういうきっかけでできるものか、ちっともわかりませんね。
Bリーグになって、知らないチーム、名前は知ってるけどよくわからないチームが、どっと増えたと思います。だから、知らないチームのファンがどういう人なのかも、わからない。そして、わからない、ということは、すごく怖いです。
でも、相手チームを応援する人たちは、たいてい、あなたとおなじ、バスケが好きな人たちです。
ちょっとでもいいから、あいさつしてみましょう。
ちょっとでもいいから、相手のチームの選手について、聞いてみましょう。
ちょっとでもいいから、自分のチームの選手の話を、教えてあげましょう。
その、ちょっと、の積み重ねが、今まで2つになっていたリーグの溝を、ちょっとずつ、埋めていくのだと思います。