この目で見ること
先週やってきた、韓国のバスケットボールチーム「原州東部プロミ」の皆さん。そしてそれを迎えるハピネッツ。
日本と韓国の間がギスギスしている時期ですが、東部プロミのヘッドコーチであるカン・ドンヒさんは「全く関係ない」と言い切り、そしてそのとおり、純粋にバスケをして、東部プロミは秋田を発ちました。
韓国からもファンがやってきていたそうです。同じく、純粋にバスケを楽しんでいました。
去年、ギリシャ・エーゲ海に旅行に行きました。
当時、ニュースでは、経済危機によって連日デモやストの騒ぎになっているアテネ市街の様子が大きく報じられ、出発前には旅行会社から「場合によっては旅行の予定を一部取りやめる」という断りがありました。
でも、いざ行ってみると、そんな様子は微塵も無く。行く予定の観光地は全て無事に行けましたし、現地の人たちも普通に暮らしていました。
そうそう、ツアーには韓国の人も参加していて、向こうから日本語で話しかけてくれたっけ。
韓国のこと、ギリシャのことを通して、思ったこと。
日本から報道などを通して見ると、その国全体が危険なように感じられてしまいますが、報道などはあくまで、ものごとの一部を切り取っているに過ぎません。
報道されない部分には、こうして穏やかな日常を過ごしたいと思う、僕のような人も必ずいます。
韓国という「国」としての動きが気に入らなくても、そこに住む「普通の人」まで嫌う必要は無いはずです。
でも、実際に韓国の人たち、ギリシャの人たちを見なければ、そうは思わなかったかも知れません。
百聞は一見に如かず。この言葉が現代まで語り継がれている意味が、よくわかりました。
今、中国が大変なことになっていて、日本の人や物が危険にさらされています。
つい「中国はすべて危険、中国人はみんな危険」と思ってしまいそうですが、そう考えるのはちょっと、待ったほうが良いと思いますよ。